玄関ドアとしては国内最高峰の断熱性能の玄関ドア「InnoBest(イノベスト)」
高価格のD70は熱貫流率が0.93と玄関ドアで国内メーカーとして初めて1.0を切った。
熱貫流率:室内外の温度差が1度のときに1時間に1平方㍍を通る熱量
扉部分を従来のドアより室内部分に引っ込める形状にして外気に触れる部分を少なくすることで、
断熱性の向上につなげた。
枠も外側を耐久性の高いアルミ、内側を樹脂にすることで強度と断熱性を両立した。
D70は表面に天然木を採用しており、木の温かみを打ち出したのも特徴。
木材は温かみのある半面、反りや割れへの不安や腐りやすいなどの弱点があるが、
D70では特殊加工でこれをクリアした。
また「天然木でしかできないことを」と考え、鋼板では難しい細かいリブ(溝)を入れたデザインを考案、
上質で落ち着いた雰囲気を出すようにした。
もう一つの「D50」は熱貫流率は1.34でD70より断熱性能は劣るが、3枚重ねたトリプルガラスを採用、
採光部を大きく取り「玄関を明るくしたい」という要望に応えた。
採光部分の面積を従来の3倍まで広げた。
住宅の断熱性能を上げると「どうしても窓やドアが小さくなる」が、そうした副作用が少ないことが強み