21種 追加機能も多彩 LIXIL

熱貫流率1.28という新築住宅向けの高断熱ドア「グランデル」を発売
断熱性能を従来品に比べて25%高めるとともにデザイン性や機能性にも力を入れており、総合的に顧客にアピールしている。
  熱貫流率:室内外の温度差が1度の時に1時間に1平方㍍を通る熱量をいう

もともとLIXILは北海道を中心とした寒冷地向けに、厚さが通常の1.5倍に当たる6センチの高断熱玄関ドアを展開していた。
北海道以外でも売れ行きが好調だったことから、「グランデル」としてモデルチェンジ、全国展開を始めた。

その際注意を払ったのが、断熱性能以外への目配りだ。
「家を建てるとき、お客様が玄関に求めるものは機能面やデザイン性」
鋳物の味わいを生かした洋風デザイン、ボリューム感と格調高さを前面に出したデザインなど21種類をそろえ、色も16色を展開。
オプションとしての機能も充実させた。鍵を持たなくともスマートフォンで解錠できるシステムや、指輪や鍵などでキズが付きがちな室外ハンドル部分には、細かいキズを自然に修復する加工を施したタイプも選べるようにした。

断熱性能が必要なのは窓だけではない点を訴え、玄関ドアを売り込んでいく。

2016/03/18