LIXIL鈴木シャッター(東京・豊島、牛尾清明社長)は24日、収納しやすい防水板を来年1月2日に発売すると発表した。扉の上に防水板を取り付け、ボタンを押せば下りてくる構造にして豪雨の際に建物の浸水を防ぐ。外観に配慮しながら平時の保管が楽になる利点を生かし、新築・既存のビルやコンビニエンスストアなどの店舗向けに売り込む。
「アピアガード 上部収納タイプ」は透明な樹脂パネルを使うので、ガラス張りのドアに取り付けても違和感がない。防水板の下部に特殊なゴムを使用し、小さな隙間を埋められる。このため、床に凹凸があるタイルを使う建物でも利用できる。
同時に「簡易脱着タイプ」も発売する。板が3分割なので運びやすく、収納スペースも小さくて済む。戸建て住宅のシャッターのレールにも取り付けられ、一般家庭でも浸水対策ができる。
幅2メートル、高さ50センチメートルのタイプの取付費を除く価格は、上部収納タイプが41万550円、簡易脱着タイプが20万7900円。