戸建て木造住宅用引き違い窓「リフレム リプラス」  LIXIL

戸建て木造住宅用の引き違い窓のリフォーム商品で、最短1時間での施工を可能にしたのが最大の特徴
新構造のリフォーム専用枠を採用し、下枠を水平に調整する作業や止水施工を簡素化したことなどで施工時間をLIXILの従来の「カバー工法」の半分に短縮した
断熱性能の高い樹脂とアルミニウムを複合した「ハイブリッド窓」とともに販売
「カバー工法」は既存の窓枠はそのままにして新枠を取り付ける
既設の障子のみを取り外し、その上に土台を設定し枠をはめて、止水施工を施してから、新しいハイブリッド窓を取り付ける
施工できるかの調査は専用の調査キットを使えば、既存サッシで複数箇所を採寸するだけのため約10分で可能だ
既設窓のゆがみを調整して新枠で水平を出す作業は、高さ調節用ねじを回すだけのため、作業の熟練度が低くても対応できる
リフォーム専用枠は、すっきりとしたデザインで開口面積を広くとった
室外での施工を省いたため、2階のリフォームでも外側に足場を設置する手間も不要だ
止水施工は気密テープなどで対応するため、シーリング材を使う必要がない
枠色は、外観(アルミ色)は5色、内観(樹脂色)はアルミ形材5色と木目5色
取付費・税別で幅1650mmx高さ1100mmの引き違い窓のLow-E複層ガラスで90,000円など

【評価】
 1級建築士 「省エネ性、格段に向上」
   リフォームが視野に入る年代に建てられた木造住宅の省エネ性能は全般に低い。ただ、全面的にリフォームしなくても、単板ガラスを使っている
   住宅では、ハイブリッド窓の採用などで窓の断熱性能を向上させるだけで省エネ性は格段に向上する。この製品の断熱性の高いアルゴンガス入り
   ガラスを使うと、既設窓からの熱損失を50%以上削減できるが、この作業が一窓当たり最短で60分、複数でも1日か2日で施工が完了するの
   は大いに期待できる
 大学教授・商品経済学 「開口面積広く、採光も十分」
   従来のカバー工法商品と比べ、立ち上がりが小さく、開口面積も広く、十分な採光が可能である点が優れている。アルミと樹脂の複合窓のため
   価格も抑えられている。施工業者にとっても設置の可否や価格の見積もりが簡単で、シーリング技術が必要ない点は魅力だ

2017/04/12